





日本三大雪渓のひとつ、針ノ木雪渓を登ろう!と、4人でテントを背負って長野に向かいました。
12日(土)は、麓のキャンプ場泊。
13日(日)、扇沢から登り始めました。何度か渡渉を繰り返し、大沢小屋を過ぎてしばらく歩くと、目の前に針ノ木雪渓が。アイゼンをつけ、急登を進みました。日曜日ということもあり、下山者多数。12本爪アイゼン、ヘルメットの方もかなり多くいました。途中でいったん夏道へ。支流で水を汲み、針ノ木峠直下で再びアイゼン装着。針ノ木峠直下の、壁のような急登を登りました。登りきったら、目の前に針ノ木小屋。受付を済ませ、下のほうのテント場にテントを設営しました。荷を軽くし、向かったのは針ノ木岳。コース上の雪はなくなっており、一安心。岩場の多い道でしたが、チングルマ、コイワカガミ、ツガザクラなど、次々と高山の花が現れ、疲れを忘れさせてくれます。針ノ木岳は雲が多く、かろうじて下のほうに黒部湖が見えるのみ。小屋に戻り、大きなジョッキの生ビールで乾杯しました。1日前は、小屋も満員、テントも張れないくらい人が多かったそうですが、日曜日だったため、テント場もゆったりでした。
14日(月)は、蓮華岳へ。風が強く、雲がどんどん流され、次々と周りの北アルプスの山が姿を現します。槍ヶ岳や裏銀座コースの山々から始まり、別の方向を見れば、剣岳、さらに高度を上げると立山、白馬三山や鹿島槍、爺ヶ岳、奥には妙高火打の姿も。そして、なだらかな稜線には、数え切れないくらいたくさんのコマクサが咲いていました。前を歩いていたOSさんとNNさんは雷鳥の親子にも遭遇しました。針ノ木峠に戻り、テントを撤収。小屋直下の急登を降りられるのだろうか、と、不安に思っていたところ、小屋の方が、雪を切り、かなり下のほうまで夏道を整備してくださっていて、一番急な部分のアイゼン歩きを回避することができて助かりました。最後はかなりヨレヨレになりながら扇沢に到着。大町温泉郷の薬師の湯で汗を流し、帰途に着きました。
